山縣 譲

現場

研修をするほど現場は疲弊する

研修は本来、人を育てるためのものだ。知識を補い、視野を広げ、仕事の質を上げる。少なくとも、そう期待されている。だが現場では、逆の現象が起きていることが多い。研修が増えるほど、現場は忙しくなる。人が抜けた分、残った人の仕事が増える。研修明けに...
現場

ムダを切れない会社に、未来はない

ムダは、自然には消えない。会議も、資料も、承認も、誰かが止めない限り増え続ける。そして一度「仕事」として定着したムダは、正義の顔をして居座る。ムダが残る理由は簡単だ。それで困る人より、守られる人の方が多いからだ。仕事をしない人は責められず、...
構造

守るための制度が、人を壊す

ルールも制度も、本来は人を守るためにある。混乱を防ぎ、不公平をなくし、現場が安心して働くためのものだ。だが、それが目的を忘れた瞬間、性質は反転する。誰も責任を取らないための盾になり、考えなくて済むための言い訳になり、判断しないための逃げ道に...
現場

優秀な人から辞めていく

「優秀な人から辞めていく」これはよく聞く言葉だ。そして、事実でもある。なぜ、その様なことが起こるのか?答えは単純だが、誤解されやすい。優秀な人とは、単に仕事が速い人ではない。問題に気づき、考え、改善しようとする人だ。そして、必要とあらば責任...
構造

評価制度が人の行動を如実に映す

「努力すれば報われる」「結果を出せば評価される」「頑張れば給与が増える」最初は、誰もがそう信じる。だが、実際はどうだろうか?努力をしたところで、“何をやってるんだろう?”と白い眼を向けられる。結果を出しても認めてもらえない。それどころか迷惑...
構造

ルールが増えれば、自由が減る

「ルールがあるから安心だ」「決まりがある方が公平だ」「ルールを増やせばトラブルは減る」職場ではよく聞く言葉だ。むしろ、それを口にするのは管理者の方が多い。確かに、最低限のルールは必要だ。無秩序では仕事は回らないし、基準がなければ混乱も起きる...
現場

例外を許さない職場は止まる

「例外は認めない」一見すると、公平で秩序だった組織に聞こえる。誰に対しても、何に対しても同じルールを適用する。特別扱いはしない。感情を挟まず、機械的に処理する。それは一見、正しそうに見える。だが、本当にそうだろうか。実際の業務は、全てが想定...
構造

「みんなで決めよう」は無責任

こんな言葉を聞いたことはないだろうか。あるいは、口にしたことはないだろうか。「みんなでやれば大丈夫」「みんなで話し合って決めよう」言葉だけを聞けば、平等で民主的だ。一見すると、とても健全な組織に見える。だが、本当にそうだろうか。「みんなで決...
現場

情報伝達が下手な組織は負けている

「聞いていない」「そんな話は初めてだ」「共有された覚えがない」職場でこうした言葉が飛び交うことはないだろうか。情報は出した。メールも送った。会議でも触れた。資料も置いてある。それでも、現場には伝わっていない。多くの場合、伝わった“つもり”に...
現場

残業で解決する現場は、何も解決していない

「今日は残業で何とかしよう」そんな言葉が当たり前のように使われている職場は多い。人手が足りない。納期が厳しい。トラブルが重なった。理由はいくらでも並ぶ。確かに、残業をすれば“その日”は乗り切れる。目の前の仕事は片付く。数字も帳尻が合う。だが...